QSE

先進原子核工学講座
先進原子核工学分野

研究の最前線から
現行の教育プログラムを見直し、原子力安全の理解涵養に向けた持続的な教育体制の構築を目指す。

原子力安全・原子力規制に関連する講義体系の構築。

  福島第一原子力発電所事故を受け、技術的なことに加え規制を含めた原子力の安全性に関することの重要性が明らかとなりました。また、今後の原子力安全の取り組みに関し、原子力の研究、開発及び利用に携わる者には、異なる学問分野の知見を正しく理解した上で活用し、システム設計に統合していく能力が求められており、安全性の議論においては従来の姿勢を反省し、謙虚な姿勢で他分野との連携を行っていくことが求められています。
 本講座はこのような背景を理解した上で、原子力安全確保の基本的な考え方や、リスク評価の手法、規制当局の役割、福島事故に係る問題等を扱う講義体系の構築を実施しています。
 以上を通して、原子力の安全そして規制に関するより強固な知識基盤を身に付けた人材を育成することにより、原子力安全性向上と円滑な規制行政への展開を図っています。

研究の最前線から

当該講義における学生間でのグループディスカッションの様子

教育プログラム分析と講義内容策定。

  当専攻において現場(実学・実験)に触れる教育は既に実施されていますが、各講義、演習、実験間での連携は必ずしも最適化されておらず、一貫した教育体系構築が喫緊の課題です。各講義内容やスケジュールを全体から見直し、将来の原子力分野における設計・建設、保守・運転、そして研究・開発の中核となりうる人材の継続的輩出に向けた教育体制を本専攻内に構築することを目指します。

また、講義のビデオ撮影を実施し、ビデオ映像の運用方法について検討しています。録画ビデオ配信と遠隔授業を利用し、講義内容の専門性の深化、教員の講義負担軽減、若手教員教育、社会人教育、講義に参加できなかった学生の再教育に資する事が期待されます。

研究の最前線から

量子エネルギー工学専攻における原子力教育カリキュラム整備状況

Page Top