究極のエネルギー『核融合』研究の最前線

究極のエネルギー『核融合』。一度は聞いたことがある言葉ですが、それがどんな仕組みになっているのか、そしてそれを実現するためには何が必要であるのか知りたくありませんか?ここではそんな好奇心あふれる来場者の皆さんに『核融合』について分かりやすく説明し、そして核融合エネルギーを使用した発電技術の実現を目指すための最先端の大型実験装置を展示します。
さあ、究極のエネルギー『核融合』研究における最先端技術を体感せよ!


1. 核融合発電入門講座 地上の太陽『核融合発電』とは?

核融合炉発電所って何だろう?そんなあなたに核融合発電所の仕組み、特徴を大学院生が分かりやすく説明します。
最先端テクノロジーの集合体『核融合発電』はエネルギー問題の解決に貢献します!


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2. 極限熱流動試験装置

核融合炉の『ダイバータ』という機器は、人類が未だに経験したことがないような超高熱に長時間さらされます。ダイバータを効率よく冷やすための研究「高熱負荷除去システムの開発」で用いられているプラズマガンを公開します。そのプラズマアークジェットの凄まじい音・光で超高熱を体感してください。
核融合炉『ブランケット』開発で使われている国内最大級の高温溶融塩流動実験装置・TNTループもご覧ください。



3. 大規模超伝導試験装置

極低温で電気抵抗がゼロになる超伝導体。リニアモーターカーや医療用機器にも使われています。超伝導体で作った『超伝導コイル』は核融合発電所でも重要な役割を果たします。核融合炉開発用に実際に研究で使用している超伝導導体のサンプル、1万アンペア通電試験装置、極低温熱流動試験装置を公開します。
核融合炉を模擬した複雑ならせん状の磁場を発生させる実験、マイナス196 ℃の液体窒素を使った超伝導実験の体験もあります。



4. 高熱流束プラズマ実験装置

核融合発電所のコア部分、それが『燃料プラズマ』です。プラズマとは、気体が高温になって電子がはぎ取られた、正イオンと電子が乱雑に飛び回る状態のことです。実は、宇宙間物質の99.9%以上がプラズマ!地球上では極地のオーロラ、蛍光灯、ネオンサインの中にプラズマは存在しています。
ダイバータプラズマ模擬装置 (DT-ALPHA) を間近に見ることができます。直線状の磁力線に沿った高密度プラズマを生成し、プラズマから炉壁へ照射される熱流を制御する研究に利用されています。



公開場所

地図上のA44 先進核融合炉工学総合実験棟にて公開します。
A40 量子エネルギー本館が受付となっています。始めに受付までお越しいただき、そこで教員や学生に核融合に興味がある旨を伝えていただければ、実験棟までご案内します。


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機械知能・航空工学科 量子サイエンスコース (A02)